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たいして役に立たないお絵かき講座3「前回の補足。」
今回は、前回の記事の補足です。

前回の記事について質問が来ました。
「パラペットが無い方が水が溜まらないから雨漏りしないのではないか?」
つまり、ビルも一般住宅のように三角の屋根にしてしまえばいいのでは?ということですね。

20120625a.jpg
これは可能だと思います。防水的にも問題なさそうです。
そうまさにおっしゃる通りなのです。
でも、そういうビルあまり見かけませんね。
なぜビルの屋根は住宅のように三角の屋根ではないのでしょうか。

理由はいろいろありますが、いろいろを全部書くと大変なことになるので、
乱暴な話で申し訳ありませんが、ひとつの理由のみで説明してみようと思います。

最近の建物には、たいていエアコンというものが付いてます。
そして、エアコンには室外機があります。

住宅の場合、室外機をベランダに置いたり、庭に置いたりします。
マンションでもベランダに置いたりしますね。

ビルの場合もエアコンの室外機が必要です。
でも、ビルは住宅と比べて、空間がとても大きいので、
それに伴って室外機の大きさも住宅よりかなり大きいです。
その室外機をどこに置くかというと屋上に置くのです。
置いてみるとこんな感じです。
20120625b.jpg
三角の屋根に室外機を置くとせっかくデザインした屋根が台無しですね。
道路を歩いている歩行者からも見えてしまうかもしれません。
四角い屋根のビルの方は、パラペットのおかげもあって、
室外機が歩行者から見えにくいですね。

しかも、実際には室外機を目隠しパネル等で覆ったりするので、
万が一、屋上が見えた場合もデザインが、長方形で統一されていてスッキリ見えます。
20120625c2.jpg

そんなわけで、三角の屋根にすると室外機の置き場所に困るから、
三角屋根のビルはあまり見かけないんですね。
他にも理由はいっぱいありますが、こういうわけです!(あえて断言します。)

しかし、下の画像のように室外機が壁面にむき出しになっている方が、
絵としては、雑居ビル感が出て、魅力があったりもしますね。
20120625h.jpg


また、「パラペットがあると屋上が水盆みたいになるってことですよね?」
という質問もありました。
つまり、雨が降ると下図のようになるのでは?ということだと思います。
20120625d.jpg
しかし、実際にはこうはなりません。
記録的な大雨とかだったら、一時的になっちゃうこともあります…。

なぜ、水盆にならないのかと言うと、
屋上の床は平らに見えて、実は平らではないのです。
オーバーに描くとこうなってます。
20120625e.jpg
雨水は高い中心から低い端に向かって流れていきます。
そして、端に流れていった雨水は排水溝に流れ込み、雨樋を通って、地面に流れていきます。
20120625f.jpg
そんなわけで勘のいい人は気づいたかもしれませんが、
パラペットの高さは、雨を貯めるために高いわけではなく、
屋上床の一番高い所に合わせて決まっているのです。
20120625g.jpg
つまり、雨漏りしない屋上を作るにはパラペットの高さは、
本当はAで十分なのですが、
屋上床には雨水を流す勾配を設けているため、
結果的に端部でのパラペットの高さは、Bになります。

蛇足ですが、マンションのベランダや屋外廊下、アスファルトの道路、タイル貼りの広場等も
雨水を排水溝に流すため、水平ではなく傾いています。

マニアックすぎて、今回は「たいして」どころか、「ホントに役に立たないお絵かき講座」ですね…。
06/25 14:42 | お絵かき講座 | CM:2 | TB:0
なるほど!納得いたしました!わざわざ記事を書いてくれるとは、ありがとう~!

ようするに、すごく傾斜のゆるい屋根のまわりを囲ってるってことですよね。うーん、これからビルの屋根を見る眼が変わりそうです。

余談ですが、私の通ってた大学の学部棟は三角屋根で、あれはあれでかっこよかったなぁと。室外機どこにつけてたんだろ…?
納得していただいたみたいで良かったです。

ちなみに室外機と言っていますが、屋外設置型の空調機というだけで、屋内設置型であれば屋内にも設置できます。
しかし、屋内に置くということは居住空間を圧迫しますし、仮に屋上に屋内型の空調機を置いて、更にその上にデザイン上の理由から三角屋根を架けるとお金がかかります。
また、屋上に設置しなければならないわけでもないので、スペースがあれば、どこでも置けます。
いろいろ方法はありますが、屋上に置いている例が多いということは、それが経済的だということです。

お絵かき講座なので、思い切って、かなりの説明を省いてしまっていますので、真面目に考えると色々、疑問が沸いてきてしまいますよね。
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