先日のLumion competitionの動画のメイキングを授賞式でやった際にその後の懇親会で、
「モデリングのやり方に驚いた。」という意見を何人かに言われましたので、
ちょっとブログの方にもザックリ載せておきます。
まぁ、そんなに特別なことをやってるわけでは全然無いのですが、
業界が違ったり、見る人が見るとそう見えることもあるということなんだと思います…。
以下が作成した動画ですが、今回はこの中の50秒以降に出てくる有機的な建築についてです。

板ポリゴンをなんとなく並べてカクカクッと変形させます…。

ちょっと変形させます…。

ガチャガチャっと変形させます…。

グワッと変形させます…。

ザッと変形させます…。

するとメッシュの状態はこんな感じです…。
グチャグチャですね…。

ディバイドして滑らかにします。
有機的な感じになりましたね…。

まっすぐだと少しつまらないのでグニャっと曲げて完成です。

こんな感じになります。

大小さまざまな穴を板に開けて…、

こちらもグニャっと曲げて…、

さらにグワッと曲げて完成です。

こんな感じになります。
板を2枚曲げて重ねて少し複雑にしています。

で、こんな感じに配置して完成です。
有機的な形状はなんか複雑そうに見えますが、手順としては単純で、
意外とパッと出来てしまいます。
実際、こんなデザインのものが建つような機会は無いと思いますが、
こんな感じで作れば、ザハ・ハディドの建築なんかもモデリング出来ます。
今回、コンペの公募情報を締め切り直前に知ったこともあり、
制作期間が1週間しかなく、1週間=7日間なので、7つの空間を作ろうと最初に決めました。
そういう経緯がありましたので、時間は掛けられないけれど、
密度も出来る限り下げないようにしようという事で、こんな感じで作りました…。
当たり前ですが、実際作り始めると、デザイン、モデリング、アニメーションだけでなく、
コンポジットや編集等の時間も取らないといけないので、
1日に1つの空間を作ってたら7日では間に合わないので、1日2つずつとか作ってました…。
もちろん、普段どおり仕事もしながらでしたので、その辺はキツかったです。